こんにちは、やまなかです。

8月8日は「世界猫の日」です。「今日は猫の写真をたくさん見てもいい日かな」と思ってしまいますが、かわいさを楽しむだけではなく、猫が健康で安心して暮らせる環境について考えるための国際的な記念日でもあります。

猫と暮らしている人も、いつか迎えたい人も、街で見かけるだけの人も、この日は猫との距離を少し立ち止まって考えてみませんか。

8月8日のカレンダーのそばで、猫が水飲み皿やおもちゃと一緒にくつろぐ夏の部屋のイラスト

世界猫の日の基本情報

日付
毎年8月8日
英語名
International Cat Day
制定
国際動物福祉基金(IFAW)
制定年
2002年(平成14年)
目的
猫を祝い、猫のニーズや福祉への関心を高めること

日本語では「世界猫の日」や「国際猫の日」と呼ばれます。英語名は International Cat Day です。国際的に広く親しまれている記念日ですが、国連が定めた国際デーではありません。

由来は2002年のIFAWによる制定

世界猫の日は、国際動物福祉基金(IFAW)が2002年(平成14年)に制定した国際的な記念日です。猫という動物をたたえるとともに、家庭で暮らす猫や助けを必要とする猫に目を向け、適切な世話や保護について知ってもらう目的で始まりました。

IFAWは、野生動物と人の身近で暮らす動物の救護や保護に取り組む国際的な非営利団体です。猫についても、不妊・去勢や診療を支える活動、災害時の救助などを各地で行ってきました。

2020年からは、イギリスの猫の福祉団体International Cat Careが世界猫の日の管理を引き継いでいます。同団体は現在も8月8日のキャンペーンを通して、猫の心身の健康や、人と猫とのよりよい関係について情報を発信しています。

出来事世界猫の日の広がり
2002年IFAWが制定猫を祝い、福祉への関心を高める日として始まる
2020年International Cat Careが管理を引き継ぐ猫にやさしい飼育や健康について世界へ発信
現在毎年8月8日に各地で啓発活動SNSでの発信や保護団体への支援など、参加方法も多様に

日本の「猫の日」とはどう違う?

日本で猫の日といえば、2月22日を思い浮かべる人も多いはずです。「2(にゃん)」が3つ並ぶ語呂合わせで、1987年に猫の日実行委員会が定めました。

一方、8月8日の世界猫の日は、2002年に海外の動物福祉団体から始まった記念日です。どちらも猫を大切に思う気持ちは同じですが、成り立ちが異なります。

日付呼び名主な特徴
2月22日猫の日「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで生まれた日本の記念日
8月8日世界猫の日・国際猫の日猫の福祉にも目を向ける国際的な記念日

なお、8月8日という日付が選ばれた詳しい理由は、今回確認した制定団体などの資料では明記されていません。語呂合わせだと決めつけず、「毎年この日に猫の暮らしを見直す」と覚えておくのがよさそうです。

猫のためにできること

世界猫の日だからといって、特別なプレゼントを用意する必要はありません。猫にとっては、落ち着いて眠れる場所や新鮮な水、適度に遊べる時間のほうがうれしいかもしれません。

  • 水飲み皿を洗い、新鮮な水に取り替える
  • トイレを清潔にして、落ち着いて使える場所か確かめる
  • 短い時間でも、おもちゃを使って一緒に遊ぶ
  • 爪、目、耳、食欲など、普段と変わったところがないか見る
  • 災害時に必要なフード、水、薬、キャリーケースを点検する
  • 保護猫を迎える、保護団体へ寄付するなど、自分にできる支援を調べる

猫を飼っていない場合も、外で出会った猫を急に追いかけたり、許可なく食べ物を与えたりせず、静かに見守ることができます。かわいいと思う気持ちと、その猫の暮らしを尊重することはセットです。

飼い猫の一日を時間で見る

猫の暮らしを考えるときは、食事やトイレの回数だけでなく、24時間の過ごし方を見ます。安心して眠れる場所、高いところから周囲を見渡せる場所、隠れられる場所、爪を研げる場所、遊ぶ時間があるかを確かめます。人には片づいて見える部屋でも、猫にとって逃げ場がない場合があります。

複数の猫がいる家庭では、仲よく見えても、食器、トイレ、休む場所を一頭が独占していないか観察します。急に食べる量が変わった、隠れる時間が増えた、排せつの様子が違うといった変化は、単なる気まぐれと決めつけません。日付と様子を記録し、心配な変化は獣医師へ相談します。

夏の室内にも暑さ対策がいる

8月8日は、閉め切った室内の温度が上がりやすい時期です。冷房、風通し、日差しの遮り方を確認し、猫が自分で涼しい場所へ移動できるようにします。水は飲みやすい場所へ用意し、容器の汚れや残量を定期的に見ます。冷房の風を一か所へ強く当てるのではなく、暖かい場所と涼しい場所を選べる環境にします。

留守番をさせる日は、停電や機器の停止も想定します。帰宅が遅れる場合の連絡先、家へ入れる家族や知人、動物病院の情報を共有します。車内へ短時間だけ残すことはせず、移動が必要ならキャリーの通気と温度を確かめます。

災害時に一緒に避難する準備

災害が起きてから猫をキャリーへ入れようとしても、慣れていないと難しいことがあります。普段からキャリーを部屋へ置き、安心できる毛布や匂いのある場所として慣らします。フード、水、薬、トイレ用品、写真、飼育情報など、必要なものを一つにまとめ、期限を定期的に確認します。

避難所での動物の受け入れ方法は自治体によって異なります。「同行避難」ができても、同じ部屋で過ごせるとは限りません。地域の防災計画と避難所のルールを読み、難しい場合の預け先も家族で相談します。迷子札やマイクロチップの情報が現在の連絡先になっているかも確認します。

外で暮らす猫へできることを考える

猫が好きだからと、場所や量を決めずに餌を置くと、食べ残し、繁殖、ふん尿、近隣とのトラブルにつながることがあります。外で暮らす猫を心配したときは、個人だけで抱え込まず、自治体や地域で活動する団体へ相談し、地域のルールに沿った方法を探します。

保護猫を迎える場合も、記念日の勢いで決めません。住居の条件、家族の同意、医療費、留守番時間、先住動物との関係、長期にわたる世話を考えます。飼わない選択をした人も、信頼できる団体の活動を知る、必要な物資を確認するなど、自分にできる支援を選べます。

写真を撮る前に猫の反応を見る

世界猫の日には写真を共有したくなりますが、猫が眠っているところを起こしたり、嫌がる衣装を着せたりする必要はありません。耳、しっぽ、姿勢を見て、離れようとしているなら追いません。フラッシュや大きな音を避け、撮影より猫が安心して過ごすことを優先します。

猫をかわいい対象として眺めるだけでなく、その猫が何を選び、何を避けているかを尊重する。8月8日を「猫の目線」で過ごすとは、人の楽しみを増やすことではなく、猫の暮らしやすさを一つ改善することです。

8月8日を「猫の目線」で過ごす

カレンダーの8月8日に「世界猫の日。水と防災用品を確認」と予定を入れておけば、年に一度の見直し日になります。写真を撮るなら、無理に抱き上げたり衣装を着せたりせず、いつもの表情を一枚残すのも素敵です。

猫は言葉で希望を伝えられません。だからこそ、食べる、眠る、遊ぶ、隠れるといった日々の様子をよく見ることが、いちばん身近な思いやりになります。8月8日は、猫を眺めて笑顔になるだけでなく、その猫にとって心地よい一日かどうかを考える日にしたいですね。

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